潜在意識は「否定文」を理解できない。
潜在意識の仕組み。
前回の彼女のメールで、いくつか特徴があることに気づきました。
彼女本人もあまり気づいていない、そして気づいていないからこそ、すごく影響のある「くせ」のようなものです。
今回はその特徴と、それがどんな影響をYちゃんに与えていたかについての解説です。
自己否定のメカニズム。
ところで、あなたは彼女のメールの「ある特徴」に気づきましたか?
…勘のいい人はすぐに気づきましたよね。
「~せず」「~ない」
などです。
つまり、彼女の使う言葉には「否定文」が多いということです。
普段“無意識”で使っている「言葉(口ぐせなど)」は、その名のとおり意識しない状態で、心の深いところ(潜在意識)に定着していきます。
そして、それが顕在化するときに「自己否定」というカタチで表れてしまうのです。
そしてもうひとつ。潜在意識は「否定文」を理解してくれません。I
(この部分はまた後日詳しく書きたいと思います。)
例えば「タバコを吸わない」という目標を立てた場合、潜在意識は
「タバコを吸…(う)」
と解釈して、結果として禁煙ができないという状態が続いてしまいます。
もし、タバコをやめたいのであれば、
「禁煙する」または、「禁煙して健康な身体を手に入れる」
などと言い換えることができるかもしれません。
「夢や目標を立てる場合、否定文は使わない。」
さらに先ほどのルールに当てはめるならば、
「夢や目標を立てる場合、肯定文で表現する。」
まずはこれを意識してみてください。
さて、彼女に返信したメールです。
4月11日 To:Yちゃん
こんにちは。黒岩です。
最初のメールの雰囲気からすると、「今は時期じゃないかな」って思ったけど、
予想以上にいっぱい目標が出てきたので安心しました。
さて。
目標を設定するときに大事なことは、ズバリ!
「具体的に」「肯定的な表現で」目標をつくることです。
Yちゃんの例で見ると、やはり否定的な言葉や言い回しを使った文言が目立ちます。
「~せず」「~しないで」「寂しい」など。
否定的な言葉は、否定的なパワーを持っています。
でも、日本語というものは便利なもので、同じことを表現するために、いろいろな言葉を使うことができます。
なので、例えば「××しない」という否定的な言い回しを使うよりは、「○○する」という言い回しで作るほうが効果的です。(※××の反対ってなんてなんだろう?って考えるといいかも。)
例えば、
1、「自分自身に厳しすぎず」というのは、肯定的に言い換えるとしたらどんな風に言い換えられるでしょう?
「自分に優しく」という風に言い換えることができるかもしれません。
「自分は『独りだ』と思い込まず、まわりにいる素敵な人たちに感謝して…」の部分で言うと、「まわりにいる素敵な人に感謝する」ことは、「独りではない」ことを含んでいるので、「自分は『独りだ』と…」の部分は省いてもかまいません。
つまり、「まわりにいる素敵な人たちに感謝をする。」という風にまとめることができます。
6、「必要以上に人に影響されず」は、どんなふうに言い換えられるでしょう?
「自分も他人も責めない、許せる人になる。」は、やはり“責めない”=“許す”なので、「自分も他人も許してあげる」と単純化することができます。
こんな感じです。
なぜそんなことにこだわるかというと、実は、潜在意識は「否定文」を認識できないんです。(おもしろいでしょ?)
また、潜在意識は、複雑なことや同時に複数のことをしようとすると、混乱してしまうので、(※複数のにんじんをぶら下げると、どこに進んでいいか分からなくなってしまうようなもの。)
まずは、一番重要な目標をひとつに絞りましょう。
宿題に込めた“ある仕掛け”。
そして、彼女に出した「理想の自分を意識する」という宿題は、まだ未完成なので、少しヒントを出しました。
目標をより具体化するための「考え方」と言えるかもしれません。
以下がその続きです。
○宿題
いろいろと出してもらった目標をざっと見渡して、各目標に共通するキーワードを洗い出してください。(けっこういくつかあります。)
もちろん、否定的な文言は肯定的に言い換えてください。
そして、それを「ひとつの文章」にまとめてください。
まずはあまり考え込まずに「言葉遊び」だと思って、自分の心を探索してみましょう。
一人で考えるのは難しいと思うかもしれませんが、他人は答えを出してくれないので↓このやり方を試してください。
※文章をまとめるヒント
潜在意識は、難しい言葉よりも簡単な言葉のほうがいいので、自分の中にいる、「子供のYちゃん」に言い聞かせてあげるようなつもりで、文章を考えるといいかもしれません。
(子供に「固定観念」や「多角的」といっても伝わらないでしょ?)
実際に、何歳でもかまいませんが、自分の子供のころを想像しながら、その彼女に話しかけて、そして彼女の意見も聞きながら、文章をまとめてください。
もし、目を開けたままだとイメージしにくい場合は、目を閉じて想像してもかまいません。
実はこの「ヒント」には、潜在意識を活性化させる、いくつかの仕掛けがしてあります。
文章を読むだけでは、流し読みしてしまうほど小さなものですが、その仕掛けによって、彼女にとても不思議なことが起こりました。
(ある意味“狙い通り”です。)
次回は彼女に起こった不思議なことと、その解説をしたいと思います。
投稿者: | 2006年09月21日 12:18 | ID:11

