考えることをやめる。
この数日間だけでも、彼女にはさまざまな気づきがあったようです。
自分自身の否定グセや、過去の囚われなど…まさに無意識に存在していた足か
せのようなものです。
そして、これから彼女にとって必要なことも見えてきました。
4月13日 To:Yちゃん
Yちゃん
宿題の進みはどうですか?
「熟考する」
って、すごくいい場合もあるけど、深く考えることが自分の足かせになることもしばしば。
あんまり時間をかけないで、出てきたものを適時修正していく(つまり、行動しながら考える)ほうが、今は必要かもしれません。
なので、まずは来週の月曜日までに、宿題を完了させてください。
> いかに自分が否定的な言葉を羅列しているか、驚きました@@
> あれだけ本を読んで、「潜在意識は否定文がわからない」という事を頭に入
> れたつもりでいたのに・・・。
> ん、ま、でも、今気付けてよかったんですよね(^^)
うん。そういうことです。
> 昨日、宿題を考えてたら、「子供のYちゃん」=リトルYちゃん(推定4歳)
> が、どこ から来たかわからないけど、駆け寄ってきたんです。
> (←ここだけ読むと、頭おかしい人みたいですが・・・(^^;)
> 声だけじゃなく、3Dで。
すばらしい体験だね!自分のことを愛おしいと感じれたことはすごい進歩だと思います。
そして、リトルYちゃんが言葉以外で教えてくれているのは、もしかしたら、「問題把握」ではなく、「問題解決」だということなのかもしれません。
問題や原因は誰にでもあるんです。だから、そこにフォーカスして
「自分の問題は過去の○○だ」
と分かったところで、それはただ「問題」だと思っていることが分かっただけの話。極論を言うと、「問題」や「原因」なんて分からなくてもいいんです。
必要なのは問題を知ることではなく、
「今をよりよくするにはどうしたらいいのか。」
つまり、「解決」なんです。
幼いころのリトルYちゃんと話ができたのは、とても重要な体験です。幼いころの自分を味方につけることができたんだから。
いつでも彼女と話すことはできるので、今度は「今」を変えるためのなにかをすることです。
「アダルトチルドレン」という言葉も、狭い意味ではマイナスなイメージがあるけれど、広い意味で「子供の自分」と考えた場合、やっぱり誰にでもあるものなんです。
それを「囚われ」や「問題」だと思っているのは、他でもない「今の自分」。
子供って「自分は大人だ」って見られたがるもの。自分のことを子供だって思わない。
けれども、それに対して大人って「自分はまだまだ子供だ」と認識できるから大人なのかもしれません。
そう考えると、子供の自分を受け入れたYちゃんは、ひとつ壁を越えて、「大人のYちゃん」のステージに上がったということです。w
> 彼女の話を通じて、自分が「トラウマ」だと思っていたことが、
> 実は単なる後付けのものであり、
まさにそのとおり。なので、それを掘り下げても意味はありません。
(この何日かで十分掘り下げたから「リトルYちゃん」に会えたわけだし。)
それよりは、解決するためのアプローチに思いをめぐらせてみましょう。
なんせ、自分はひとりではなく、「リトルYちゃん」という強力な仲間ができたんだから。
> それを思い出して、申し訳なくて、リトルYちゃんに「ごめんね」と
> 素直に謝りました。
それはいいことだね。Yちゃんも感じていると思うけど、彼女はすでにその一言で「今の自分」を許してくれています。
そして、他人ではなく「もう一人の自分」という最強のパートナーになってくれたのです。
これからやる作業は、問題を「把握」することではなく、「解決」することです。
今まで一人では難しかったことも、彼女に聴けば必ずいろいろなアドバイスをしてくれます。「他の誰か」ではなく「自分」に甘えることができるんです。
安心してください。
> 黒岩先生が出してくれた宿題・・・
> もう少し、彼女と話をしてから、ゆっくり進めていきたいと思います。
> (でも、すぐに、彼女と一緒に宿題にとっかかれそうな予感もします。(^^))
今は、ちょうど彼女も協力的になっているので、今まで「熟考」することでそれが足かせになってしまっていた部分もあるかもしれないので、この宿題は早めにクリアしてください。(次の課題も待ってるし。w)
前のメールを読み返し、もう一度宿題を確認してください。
一番クリアしたいことを、難しい言葉ではなく、自分にしっくりくる易しい表現で、肯定的かつ具体的に…でしたね。
期限は来週の月曜日です。
どんな目標がでてくるのか楽しみにしています。
彼女はこれまで“考える”ことを一生懸命してきました。
そして、彼女に今必要なのは“考える”ことではなく、どんな小さなことでもいいので、それを“行動する”ということです。
問題を把握したところで、それを解決していかなければ、何の意味もありません。そして何かを解決するには、必ず小さな行動…“キッカケ”が必要なのです。
行動を起こすには、まずは明確なゴールが必要です。
そして、そこに行き着くための具体的な行動。これはワンセットです。
今はまだゴールを決める段階ですが、いつまでも“考えて”いてはなにも始まらないので、あえて「月曜日」という期限をつけました。
(この期限の設定は「タイムバインド」と呼ばれるものです。この説明はまた後日詳しくしたいと思います。)
「目標を決めるだけで、こんなに時間がかかるの?」
と思う人もいるかもしれません。
けれども、人の歩みはまさに人それぞれ。決断の早い人もいれば、なかなかできない人もいます。
心に何らかの制限をかけていた人は、なかなか歩みが遅いものです。
けれども、カウンセリングの現場では、まずはそれにじっくり付き合って、「ラポール」(潜在意識レベルでの信頼関係)を築くことが重要なのです。
モチコンの実践でも、なかなかすぐに成果が出ずに、ジレンマを感じる人もいます。けれども、最初はそれでいいのです。
「ジレンマ」を感じているというのは、今までとは違う自分に変わってきているという証拠なのですから。
彼女も、歩みは遅いけれども着実に前に進んでいるという実感を得ています。
メールの文面を見ていてもそれは明らかです。
もちろん、まだまだ一進一退。
このあとも「自分の思い」が行ったり来たりしていますが、それを乗り越えて
いく姿を、リアルにお伝えしたいと思います。
投稿者: | 2006年09月23日 13:35 | ID:13

